「幸福の画家」ピエール=オーギュスト・ルノワール。
彼の絵画に描かれた幸せそうな人々の笑顔や、柔らかな光に心惹かれたことはありませんか?数ある名作の中から、特に人気の高い作品を知りたいですよね。
この記事では、ルノワールの数ある名画の中から、特に有名で人気の高い代表作品をランキング形式でご紹介します。
作品の見どころや「幸福の画家」と呼ばれる理由も分かりやすく解説。あなたの心を温かくする、お気に入りの一枚がきっと見つかります。
ルノワールの描く優しく幸福感あふれる作品は、お部屋の雰囲気を明るく華やかにしてくれます。
ルノワール代表作ランキングTOP10
それでは、artgraph.が人気や知名度、美術史的な重要性をふまえて選んだ、必見の代表作をカウントダウン形式で発表します!
ルノワール代表作1位:ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会

堂々の第1位は、ルノワール作品、ひいては印象派全体を代表する最高傑作の一つです。
パリのモンマルトルにあったダンスホールでの、賑やかで楽しげな午後のひとときが描かれています。木漏れ日が人々の服や肌にまだらに落ちる光の表現は、まさに印象派の特徴。描かれているのはルノワールの友人たちで、彼らの屈託のない笑顔や楽しげな会話が聞こえてきそうな臨場感にあふれています。この絵を一枚飾るだけで、お部屋全体が明るい祝祭の空間に変わります。
ルノワール代表作2位:舟遊びをする人々の昼食

セーヌ河畔のレストランのテラスで、舟遊びの後に昼食を楽しむ人々を描いた作品です。
左手前で子犬と遊ぶ女性は、後にルノワールの妻となるアリーヌ・シャリゴです。陽気な仲間たち、美味しそうな食事、きらめく川面の光、そのすべてが一体となって「生きる喜び」を賛美しています。人物、静物、風景のすべてが巧みに配置された、ルノワールの構成力が見事に発揮された名作です。
ルノワール代表作3位:イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢
「絵画史上、最も有名な少女像」ともいわれる傑作です。モデルは当時8歳だった銀行家の娘イレーヌ。
どこか物憂げで大人びた表情と、背景の緑に映える美しい栗色の髪が見事に描かれています。透き通るような肌の滑らかな表現には、磁器の絵付け職人だったルノワールの技術が生かされており、髪や服の柔らかなタッチとの対比が際立ちます。少女の純粋無垢な美しさが、見る人の心を捉えて離しません。
ルノワール代表作4位:ピアノを弾く少女たち

ルノワールがフランス政府から初めて注文を受けて制作した記念碑的な作品です。
同じ構図で複数のバージョンが存在することからも、彼がこのテーマを気に入っていたことがわかります。ピアノに寄り添う二人の少女の親密な雰囲気が、柔らかな色彩と筆致で優雅に描かれています。少女たちのあどけない表情と真剣な眼差しは、見る人に微笑みと穏やかな気持ちを与えてくれます。
ルノワール代表作5位:ブランコ
『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』と同じ時期に、同じ庭で制作された作品です。
ブランコに乗る女性のドレスに落ちる木漏れ日の表現が美しく、光と影が揺らめく様子が見事に捉えられています。何気ない日常のワンシーンですが、そこには幸福な空気が満ちており、ルノワールの温かい眼差しを感じることができます。お部屋に飾れば、爽やかな風が吹き抜けるような心地よさを演出してくれます。
ルノワール代表作6位:田舎のダンス

『都会のダンス』の対になる作品で、こちらでは未来の妻アリーヌ・シャリゴがモデルを務めています。
屋外の開放的な雰囲気の中、こちらを向いて満面の笑みを浮かべるアリーヌの姿は、見る人すべてを幸せな気持ちにさせます。床に落ちた帽子や手袋が、ダンスの楽しさと躍動感を物語っています。第7位の作品と並べて飾るのも素敵ですね。
ルノワール代表作7位:都会のダンス

『田舎のダンス』と対をなす作品として描かれました。
モデルは画家仲間であり、後に画家としても活躍するシュザンヌ・ヴァラドン。洗練された白いドレスを身にまとい、優雅に踊る姿は都会的な雰囲気に満ちています。人物の輪郭線がはっきりと描かれており、印象派時代から古典主義的な様式へと移行する時期のルノワールの特徴がよく表れています。
ルノワール代表作8位:傘

この作品は非常に興味深く、制作に約5年を要したため、ルノワールの二つの異なる画風が一つの画面に共存しています。
右側の女性や子どもたちは柔らかな筆致の印象派スタイルで描かれているのに対し、左側でかごを持つ女性は硬質で明確な輪郭線で描かれています。パリの街角の賑わいを描きつつ、自身のスタイルの変遷をも記録したユニークな名作です。
ルノワール代表作9位:浴女たち

アングル風の時代に描かれた、ルノワールの裸婦像の集大成ともいえる大作です。
イタリアでラファエロらの古典作品に触れた影響が色濃く、彫刻のように滑らかで明確な輪郭線を持つ女性たちが描かれています。印象派の色彩の豊かさと、古典的な構図やデッサン力が見事に融合した、画家の新境地を示す作品です。健康的で生命力あふれる女性たちの姿は、まさにルノワール芸術の真骨頂です。
ルノワール代表作10位:陽光の中の裸婦

第2回印象派展に出品された際、批評家から「腐敗した肉体のようだ」と酷評された問題作です。
その原因は、木漏れ日が女性の肌に落とす影を、紫や青といった色彩で大胆に表現したことでした。しかしこれは、対象の固有色ではなく、光がもたらす色彩を描こうとした印象派の理念を最も純粋に追求した結果です。ルノワールの革新性を示す重要な作品と言えるでしょう。
ルノワールとはどんな人物?
ピエール=オーギュスト・ルノワール(1841-1919)は、モネと並び印象派を代表するフランスの画家です。彼は「絵は楽しく、陽気で、美しいものでなければならない」という信念を持ち、特に女性や子ども、花といった生命の喜びに満ちたモチーフを好んで描きました。その画業は、光のきらめきを捉える印象主義の時代から、イタリアの古典絵画に影響を受け、より明確な輪郭線を特徴とする「アングル風」の時代、そして色彩豊かで柔らかな筆致の円熟期へと変遷していきました。どんな時代においても、彼の作品は常に温かい幸福感にあふれています。
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なぜルノワールは「幸福の画家」と呼ばれるのか?
ルノワールは「私の絵の中に、悲しいものがあってほしくない」と語っていたとされます。実際、彼の画家人生は順風満帆ではなく、貧困や戦争、晩年はリウマチの激痛に苦しみました。それでもなお、彼が一貫して人生の喜びや美しいものだけを描こうとしたのは、「絵は楽しく、美しく、愛らしいものでなくてはならない」という確固たる哲学があったからです。その温かな眼差しと人生への賛歌が、彼の作品を時代を超えて愛される「幸福な絵画」にしているのです。
ルノワールの代表作はどこで見られる?主な美術館
ルノワールの作品は世界中の美術館に所蔵されています。特にフランスのパリにあるオルセー美術館とオランジュリー美術館は、質・量ともに世界最高峰のコレクションを誇ります。日本でも、国立西洋美術館、ポーラ美術館、アーティゾン美術館などで素晴らしいコレクションを見ることができます。
ルノワールの代表作品でお部屋を華やかに
ルノワールの絵画がもたらす「幸福感」「華やかさ」「温かみ」は、お部屋の雰囲気を一変させる力を持っています。リビングや寝室、子ども部屋など、人が集う空間に飾るのに最適です。artgraph.では、ルノワールの名画を高精細なジークレー印刷で再現したアートポスターやキャンバスパネルとしてご用意しています。豊かな色彩と柔らかな光のニュアンスを、ぜひご自宅でお楽しみください。
ルノワール代表作ランキング|まとめ
今回は、「幸福の画家」ルノワールの代表作をランキング形式でご紹介しました。彼は印象派の技法を用いながらも、常に「人生の喜び」という普遍的なテーマを描き続けました。その温かな眼差しは、現代を生きる私たちの心にも、変わらぬ安らぎと幸福感を与えてくれます。ぜひ、あなたのお気に入りの一枚を見つけて、アートのある暮らしを始めてみませんか?
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