L'ornement Polychrome(多色装飾)

作品

L'ornement Polychrome（多色装飾）

『多色装飾』は、19世紀フランスの美術家、アルベール・ラシネ（1825-1893）によって編集された装飾美術図鑑です。1888年に出版されたこのオリジナル版から、私たちは美しい多色石版画をデジタル技術で強化し、鮮やかな色彩で蘇らせました。これらの魅力的なパブリックドメイン画像は、世界中の織物、フレスコ画、写本、モザイク、建築デザインなどから収集されたもので、19世紀の著名な芸術家たちのデザインからインスピレーションを得ることができます。

アルベール・ラシネ 経歴

• 1825年2月20日、フランスのパリに生まれる。
• 画家、装飾美術家、そして美術史家として活躍。
• 様々な時代の装飾美術を研究し、その成果を『多色装飾』にまとめる。
• 1893年2月24日、パリで死去（享年67歳）。

代表作品

• 『多色装飾』(L'ornement Polychrome) (1869-1873年初版、1885-1887年第2版)

本書の特徴と影響

『多色装飾』は、古代から18世紀までの様々な文化圏の装飾美術を網羅した、貴重な資料です。ラシネは、世界中から収集した装飾モチーフやパターンを、精緻な多色石版画で再現しました。

これらの図版は、その美しさと精密さで、多くのデザイナーや芸術家にインスピレーションを与えました。アール・ヌーヴォーやアール・デコなどの美術運動にも影響を与え、現代のデザインにもその影響を見ることができます。

『多色装飾』は、装飾美術の多様性と歴史を伝えるだけでなく、その美しさを通して、文化の交流と芸術の普遍性を示しています。