「ワシリー・カンディンスキーの有名な代表作って何だろう?」
「部屋に飾るなら、どの作品がいいかな?」
そんな疑問をお持ちではないでしょうか。ワシリー・カンディンスキーは、20世紀初頭に「抽象絵画」という新しい扉を開いた、まさに”革命家”ともいえる芸術家です。彼の作品は、目に見える世界をそのまま描くのではなく、色と形を用いて内面的な感情や精神性を表現しようとしました。
この記事では、そんなカンディンスキーの膨大な作品の中から、特に有名で重要な代表作をランキング形式でTOP10までご紹介します。作品の背景や見どころを詳しく解説するので、カンディンスキーの芸術世界をより深く理解し、あなただけのお気に入りの一枚がきっと見つかるはずです。
そして、お気に入りの作品を見つけたら、ぜひご自宅でその魅力に触れてみてください。私たちartgraphでは、カンディンスキーの名作を高品質なアートパネルやキャンバスプリントでご提供しています。プロ仕様の仕上がりで、あなたの日常空間を彩るお手伝いをいたします。
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ワシリー カンディンスキーの有名な代表作ランキングTOP10

それでは、抽象絵画の扉を開いた巨匠、ワシリー・カンディンスキーの代表作をランキング形式で見ていきましょう。彼の画業における変遷と共に、色と形が織りなす音楽のような世界をお楽しみください。
第1位:黄・赤・青(Yellow-Red-Blue)

- 作家名:ワシリー・カンディンスキー
- 作品名:黄・赤・青
- 制作年:1925年
- 所蔵:ポンピドゥー・センター
作品概要
バウハウス時代のカンディンスキーを象徴する、抽象絵画の金字塔です。色の三原色をタイトルに据え、画面の左半分には直線や鋭い角を基調とした「黄色」の世界、右半分には円や柔らかな曲線を基調とした「青色」の世界を配置し、中央の「赤色」がそれらを橋渡しする構成をとっています。理論的な厳格さと、色彩が持つ精神的なエネルギーが見事に融合した、彼の芸術理論の集大成ともいえる名作です。
見どころ
幾何学的な図形と、音楽的なリズムを感じさせる色彩の対比が最大の見どころです。カンディンスキーは色彩ごとに特有の精神的性質を見出しており、この作品ではその色彩理論がドラマチックに展開されています。左側の軽快で太陽のような輝きと、右側の深く沈み込むような静寂が、一つの画面の中でオーケストラのように響き合います。抽象画でありながら、無限の物語性と宇宙的な調和を感じさせる構図は圧巻です。
第2位:ヴァイオレット(Violet)

- 作家名:ワシリー・カンディンスキー
- 作品名:ヴァイオレット
- 制作年:1923年
- 所蔵:個人蔵
作品概要
バウハウスでの活動が本格化した時期に描かれた、極めて構成的な美しさを持つ作品です。タイトルが示す通り、紫色の面を中心に、直線、鋭角、円といった幾何学的要素が複雑に絡み合っています。カンディンスキーにとって紫は、内面的な沈黙や冷たさを内包しつつも、精神的な深みを追求する色でした。ロシア構成主義の影響を受けつつも、彼独自の抒情的な感性が色濃く反映された、人気の高い一枚です。
見どころ
浮遊する図形たちが織りなす、洗練された空間構成が魅力です。鋭い針のような線が画面を切り裂き、そこに重なる紫や赤の色面が奥行きを生み出しています。図形同士が接したり重なったりする部分の色彩変化は、まるで透明な色ガラスを重ねたような繊細さを持っています。モダンインテリアとの相性が非常に良く、理知的でありながらもどこか幻想的な雰囲気を感じさせる、カンディンスキー特有の「冷たい抽象」の美学が楽しめます。
第3位:点に向かう自由な曲線(Free Curve to the Point: Accompanying Sound of Geometric Curves)

- 作家名:ワシリー・カンディンスキー
- 作品名:点に向かう自由な曲線
- 制作年:1925年
- 所蔵:個人蔵
作品概要
カンディンスキーの著書『点・線・面』の理論をそのまま具現化したような、タイトル通り音楽的な意図が明確な作品です。幾何学的な曲線と、それらに「付随する音」としての図形や色彩が、一つの楽譜のように画面上に配置されています。彼が提唱した「共感覚(音を色として感じる能力)」が最も洗練された形で表現されており、バウハウス時代の彼の探求心が凝縮された、知的かつ情熱的な一作です。
見どころ
優雅にうねる「曲線」と、それを引き締める「点」の対比が鮮やかです。曲線の周囲に配置された小さな図形や色彩の断片が、まるで楽器の伴奏のように主旋律(曲線)を盛り立てるリズム感が見どころです。背景の柔らかなグラデーションが、手前の幾何学的要素に浮遊感を与え、画面全体が呼吸しているかのような動的なエネルギーを感じさせます。音を視覚化するという難題に対する、カンディンスキーの完璧な回答といえる作品です。
第4位:小さな世界 VIII(Kleine Welten VIII / Small Worlds VIII)

- 作家名:ワシリー・カンディンスキー
- 作品名:小さな世界 VIII
- 制作年:1922年
- 所蔵:ニューヨーク近代美術館 (MoMA)
作品概要
バウハウス時代の初期に発表された12点の版画集「小さな世界」シリーズの第8作目です。カンディンスキーはこのシリーズを通じて、版画という技法が持つ特性と、抽象的な形態の相関関係を研究しました。木版、銅版、リトグラフの異なる技法が用いられた中で、本作はグラフィカルな魅力が際立つ構成となっています。小さな画面を一つの「完結した世界」と捉え、そこに宇宙的な秩序を投影しようとした彼の哲学が息づいています。
見どころ
線画による精緻なパターンと、力強い図形の配置が絶妙なバランスで共存しています。格子状のモチーフや矢印のような記号的要素が、画面に現代的なデザイン性とリズムを与えています。モノトーンに近い抑制されたトーンの中に、計算された色彩が効果的に配置されており、版画ならではのシャープな質感が楽しめます。緻密なディテールは、近くで見るとその構成の複雑さに驚かされ、遠くから見ると一つの調和したサインのように美しく映えます。
第5位:ロマンチックな風景(Romantic Landscape)

- 作家名:ワシリー・カンディンスキー
- 作品名:ロマンチックな風景
- 制作年:1911年
- 所蔵:レンバッハハウス美術館
作品概要
「青騎士」時代、カンディンスキーが具象から抽象へと大胆に踏み出し始めた時期の重要作です。三人の騎手が雪原を駆ける姿が描かれていますが、その形態は極限まで簡略化され、主役はもはや人物ではなく、流動的な色彩と躍動する線へと移っています。「ロマンチック」という言葉は、目に見える風景を美しく描くことではなく、精神的な高揚や未知の世界への憧憬を抽象的な筆致に託すという彼の新しい芸術観を示しています。
見どころ
画面を斜めに横切る三本の黒い線(騎手)と、それを取り巻く明るい色彩の対比が鮮烈です。背景の白や淡い青は雪原や空を暗示しつつも、純粋な色の面として機能しています。筆致は速く、力強く、画家の感情がキャンバスに直接叩きつけられたような臨場感があります。自然の風景を起点としながらも、それが色彩の交響曲へと昇華されていく瞬間のエネルギーを体験できる、ドラマチックな構成が見どころです。
第6位:バウハウス第4画集のためのリトグラフ(Lithographie fur die Vierte Bauhausmappe)

- 作家名:ワシリー・カンディンスキー
- 作品名:バウハウス第4画集のためのリトグラフ
- 制作年:1922年
- 所蔵:バウハウス資料館
作品概要
バウハウスが刊行した版画集のために制作されたリトグラフです。カンディンスキーがロシアからドイツへ戻り、新しい教育の場での活動を象徴する作品の一つです。それまでの激しい筆致の抽象から、より整理された図形的秩序へと向かう過渡期のスタイルを示しています。版画集という形で多くの人に自身の芸術を届けることを意図しており、現代においてもポスターとして非常に人気のあるグラフィカルなデザインが特徴です。
見どころ
リトグラフ特有の、明快な色面とシャープな線の融合が見どころです。円や直線が空間に規則正しく配置されつつも、それぞれの要素が浮遊しているような不思議な軽やかさを持っています。色彩は原色を基調としながらも、重なり合う部分の計算された色調が画面に深みを与えています。カンディンスキーの理論的な側面と、造形的な遊び心が完璧に調和した、モダンデザインの極致ともいえる美しさを備えています。
第7位:ムルナウの鉄道(Railroad at Murnau)

- 作家名:ワシリー・カンディンスキー
- 作品名:ムルナウの鉄道
- 制作年:1909年
- 所蔵:レンバッハハウス美術館
作品概要
カンディンスキーがバイエルンの村ムルナウに滞在していた時期の風景画です。野獣派(フォーヴィスム)の影響を思わせる鮮烈な色彩で、近代化の象徴である鉄道を描いています。まだ対象の形を留めてはいますが、色彩は実際の風景の色から離れ、画家の内面的な興奮を伝える役割を担い始めています。後の「純粋抽象」へと向かうための爆発的なエネルギーと、伝統的な風景画の形式が共存している非常に興味深い一作です。
見どころ
補色を多用した強烈な色彩の対比と、太く迷いのない筆致が見どころです。蒸気を上げて走る列車の黒と、それを取り巻く背景の目の覚めるような黄色や青色が、画面に強い緊張感とスピード感を与えています。風景を説明するための色ではなく、色彩そのものが主役として躍動しており、観る者の感情を直接揺さぶります。カンディンスキーが「形」という呪縛から解き放たれていく、その力強いプロセスを感じさせる傑作です。
第8位:水彩画(Aquarell)

- 作家名:ワシリー・カンディンスキー
- 作品名:水彩画
- 制作年:1910年頃
- 所蔵:ジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター
作品概要
カンディンスキーが「最初の抽象的水彩画」を制作した時期の流れを汲む、自由奔放な筆致が魅力の作品です。油彩に比べて即興性が高く、水彩特有のにじみや透明感を活かすことで、より軽やかで直感的な表現を実現しています。具象的な対象は完全に姿を消し、色彩の斑点と自由な線がキャンバスの上でダンスを踊っているかのようです。彼の抽象芸術への道程において、最も直感的で純粋な「精神の記録」ともいえる一品です。
見どころ
水彩ならではのみずみずしい色彩の広がりと、リズムを刻むような軽快な線が見どころです。計算された構成というよりも、その場の空気感や音を即興で描きとめたような、生き生きとしたエネルギーが画面いっぱいに広がっています。白地を活かした空間構成により、各色彩が呼吸しているような余白の美しさがあり、観る者の想像力を無限に広げてくれます。優しく、かつ生命力に満ちた色彩のハーモニーが心に響きます。
第9位:コンポジションVIII(Composition VIII)
コンポジションVIII(Composition VIII)
- 作家名:ワシリー・カンディンスキー
- 作品名:コンポジションVIII
- 制作年:1923年
- 所蔵:グッゲンハイム美術館
作品概要
カンディンスキーがバウハウス時代の「最も重要かつ完成された作品」と語った代表作です。1910年代の荒々しい抒情的抽象とは対照的に、円、三角形、直線などの幾何学的形態を極めて秩序正しく配置しています。彼はそれぞれの図形が持つ精神的な力と、それらが相互に干渉し合うことで生まれる内面的な音を追求しました。平面的でありながら宇宙的な広がりを感じさせるこの作品は、抽象美術の歴史における到達点の一つです。
見どころ
画面左上の大きな「黒い円」を中心に、様々な形と色が宇宙の星々のように浮遊する完璧な均衡が見どころです。鋭利な線と柔らかな円の対比、そして繊細なグラデーションが、画面に静かな緊張感と深い精神性を与えています。非常に複雑な構成でありながら、全体として一つの調和した旋律のように見えるのは、カンディンスキーの圧倒的な構成力の賜物です。モダンでアカデミックな美しさを放つ、彼の芸術の真髄が詰まった名作です。
第10位:いくつかの円(Several Circles)
いくつかの円(Several Circles)
- 作家名:ワシリー・カンディンスキー
- 作品名:いくつかの円
- 制作年:1926年
- 所蔵:グッゲンハイム美術館
作品概要
晩年のカンディンスキーが特に執着したモチーフである「円」を主題とした傑作です。漆黒の宇宙空間のような背景に、大きさも色も異なる無数の円が浮かび、互いに重なり合っています。彼にとって円は、静寂と情熱、有限と無限を同時に内包する究極の形でした。余計な装飾を削ぎ落とし、純粋な形態と色彩だけで宇宙の深淵と精神的な平和を表現しようとした、瞑想的かつ詩的な作品として高く評価されています。
見どころ
円同士が重なり合うことで生まれる、新たな色彩のニュアンスと透明感が最大の見どころです。背景の深い黒色が、各円の鮮やかな色彩(青、黄、赤、白など)を宝石のように輝かせ、画面に計り知れない奥行きを与えています。動的でありながらも、どこか永遠の静寂を感じさせるこの構図は、観る者の心に深い安らぎと神秘的な感動をもたらします。究極のシンプルさと複雑さが同居した、カンディンスキーが到達した一つの悟りのような境地が見事に描かれています。
ワシリー カンディンスキーとは

ワシリー・カンディンスキー(1866-1944)は、ロシア出身の画家であり、美術理論家です。「抽象絵画の父」として知られ、20世紀美術に最も大きな影響を与えた芸術家の一人です。
もともとは法律と経済を学んでいましたが、30歳で画家の道を志し、ドイツのミュンヘンで本格的に絵画を学び始めます。当初は風景画などを描いていましたが、次第に目に見える世界の再現から離れ、音楽のように色彩と形態だけで感情や精神を表現する「抽象絵画」を確立しました。
彼はフランツ・マルクらと共に芸術家グループ「青騎士(デア・ブラウエ・ライター)」を結成し、新しい芸術運動を牽引。その後は、ドイツのデザイン学校「バウハウス」で教鞭をとり、多くの後進に影響を与えました。彼の芸術は、時代と共にスタイルを変えながらも、一貫して「芸術における精神性」を探求し続けたものでした。
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ワシリー カンディンスキーの代表作|まとめ
今回は、抽象絵画の父ワシリー・カンディンスキーの有名な代表作をランキング形式でご紹介しました。
- カンディンスキーは、目に見える世界ではなく、内面的な感情や精神性を表現する「抽象絵画」を確立した。
- 《コンポジション VII》や《黄・赤・青》など、彼の作品は時代と共にスタイルを変えながら進化し続けた。
- 彼の作品は、色彩と形態が持つ「内なる響き」を追求したもので、音楽的なハーモニーを感じさせる。
カンディンスキーの作品は、ただ美しいだけでなく、私たちの内面に語りかけ、新たな発見をもたらしてくれます。お気に入りの一枚をアートパネルとしてお部屋に飾れば、毎日がもっと豊かで創造的になるはずです。
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