「レオナルド・ダヴィンチの有名な作品って何があるの?」「代表作について詳しく知りたい」
ルネサンス期を代表する「万能の天才」、レオナルド・ダヴィンチ。彼の名は知っていても、具体的にどのような作品を残したのか、その魅力は何なのか、詳しく知りたい方も多いのではないでしょうか。
この記事では、美術史に燦然と輝くレオナルド・ダヴィンチの代表作を、ランキング形式でTOP10まで詳しく解説します。さらに、絵画以外の功績や、彼の作品をご自宅で楽しむためのアートパネルの飾り方もご紹介。
この記事を読めば、ダヴィンチの芸術の奥深さを理解できるだけでなく、その世界観をお部屋のインテリアとして取り入れるヒントも見つかります。ぜひ最後までご覧ください。
レオナルド・ダヴィンチの有名な代表作ランキングTOP10

世界中で知られるレオナルド・ダヴィンチの作品群。その中でも特に知名度と美術史における重要性が高い作品を、ランキング形式で10点厳選してご紹介します。各作品の背景や見どころを、ぜひお楽しみください。
第1位:モナ・リザ(Mona Lisa)

- 作家名:レオナルド・ダ・ヴィンチ
- 作品名:モナ・リ
- 制作年:1503年 - 1506年頃
- 所蔵:ルーヴル美術館
作品概要
世界で最も有名かつ価値のある絵画とされる本作は、フィレンツェの商人フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻リザ・デル・ジョコンドをモデルにした肖像画と言われています。レオナルドは生涯この作品を手放すことなく、死の間際までフランスで加筆を続けたとされています。モデルの正体については諸説あり、レオナルド自身の自画像説や、理想の女性像を描いたという説など、今なお多くの謎に包まれた神秘的な名作です。
見どころ
最大の見どころは、輪郭線をぼかす「スフマート」技法によって表現された、謎めいた微笑みと空気感です。この技法により、見る角度や光の当たり方によって表情が変化するように感じられます。また、背景には当時の肖像画としては画期的な架空の山岳風景が描かれ、大気遠近法を用いて奥行きが表現されています。解剖学の知識に裏打ちされた手の柔らかな質感や、衣服の細部まで緻密に描き込まれた描写力は、ルネサンス芸術の極致と言えます。
第2位:最後の晩餐(The Last Supper)

- 作家名:レオナルド・ダ・ヴィンチ
- 作品名:最後の晩餐
- 制作年:1495年 - 1498年
- 所蔵:サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院
作品概要
ミラノの修道院の食堂壁画として描かれた、キリスト教美術における最高傑作の一つです。イエス・キリストが「汝らのうちの一人が私を裏切る」と予言した瞬間の、12弟子の動揺と反応を劇的に描き出しています。当時主流だった湿った漆喰に描くフレスコ技法ではなく、乾燥した壁にテンペラで描く独自の技法を試みたため、完成直後から劣化が始まり、今日まで数多くの修復作業が繰り返されてきた歴史的な背景を持っています。
見どころ
数学的に完璧な「一点透視図法」が用いられており、イエスのこめかみを中心にすべての線が収束することで、中央のイエスが際立つ構図となっています。また、弟子の反応を3人ずつのグループに分け、それぞれの性格や感情を手の動きや表情で描き分ける心理描写の巧みさが大きな魅力です。静止した壁画でありながら、食堂の空間と絵画内の空間が一体化したかのような臨場感は、当時の芸術における革命的な表現でした。
第3位:ウィトルウィウス的人体図(Vitruvian Man)

- 作家名:レオナルド・ダ・ヴィンチ
- 作品名:ウィトルウィウス的人体図
- 制作年:1490年頃
- 所蔵:アカデミア美術館
作品概要
古代ローマの建築家ウィトルウィウスの記述に基づき、レオナルドが自身の手稿に描いたドローイングです。「宇宙の縮図」としての人体の理想的な調和と均衡を視覚化したもので、レオナルドの科学的探求心と芸術的感性が融合した象徴的な作品です。ペンとインクで描かれたこの素描は、美術史のみならず、医学や建築学の分野でも極めて重要な資料として扱われており、イタリアの1ユーロ硬貨のデザインにも採用されています。
見どころ
円と正方形という二つの幾何学的図形の中に、ポーズを変えた二組の男性像がぴったりと収まる様子が描かれています。これは、人体の各部位が特定の比率で構成されているという「黄金比」の概念を具現化したものです。レオナルドが自ら行った解剖学的観察に基づき、筋肉の付き方や骨格のバランスが極めて正確に表現されており、美しさの中に科学的な冷徹な観察眼が同居している点が、本作の最大の魅力です。
第4位:受胎告知(Annunciation)

- 作家名:レオナルド・ダ・ヴィンチ
- 作品名:受胎告知
- 制作年:1472年 - 1475年頃
- 所蔵:ウフィツィ美術館
作品概要
レオナルドが師であるヴェロッキオの工房にいた若かりし頃に制作した、現存する最初期の重要作です。大天使ガブリエルが聖母マリアのもとに降り立ち、神の子イエスを身ごもったことを伝える聖書の場面を描いています。初期の作品ながら、当時一般的だった主題を使いつつも、植物の精密な描写や遠くに見える港の風景に、レオナルド独自の自然観察への並外れた情熱がすでに色濃く反映されている作品として高く評価されています。
見どころ
画面左側の天使ガブリエルが携える百合の花や、足元の草花の写実性は驚異的で、一草一木を科学的に観察するレオナルドの姿勢が伺えます。また、背景に描かれた空気の層を感じさせる霞んだ山々は、後の「大気遠近法」の萌芽を感じさせます。マリアの右手の長さが解剖学的に不自然だという指摘もありますが、これは特定の角度から見た時に正しく見えるように意図された「歪像(アナモルフォーズ)」の試みであったとも言われています。
第5位:白貂を抱く貴婦人(Lady with an Ermine)

- 作家名:レオナルド・ダ・ヴィンチ
- 作品名:白貂を抱く貴婦人
- 制作年:1489年 - 1490年頃
- 所蔵:チャルトリスキ美術館
作品概要
ミラノ公ルドヴィーコ・スフォルツァの愛妾であった16歳の少女、チェチーリア・ガッレラーニを描いた肖像画です。腕に抱かれた白貂(シロテン)は、彼女の姓「ガッレラーニ」がギリシャ語で貂を意味することや、ミラノ公が授与された勲章の象徴であることに関連する寓意的なモチーフです。レオナルドによる肖像画は数点しか現存していませんが、その中でもモデルの若々しい美しさと知性が際立つ名作として知られています。
見どころ
伝統的な正面向きではなく、上半身をひねって斜め前を向く「コントラポスト」のポーズを採用することで、肖像画に劇的な動きと生命感を与えています。特に、白貂の筋肉や毛並みの描写、そしてチェチーリアの手の指の骨格まで正確に捉えた写実描写は、レオナルドの卓越した観察力の賜物です。暗い背景からモデルが浮かび上がる強烈な明暗法(キアロスクーロ)が、彼女の白く透き通るような肌の美しさを一層引き立てています。
第6位:サルヴァトール・ムンディ(Salvator Mundi)

- 作家名:レオナルド・ダ・ヴィンチ
- 作品名:サルヴァトール・ムンディ
- 制作年:1500年頃
- 所蔵:個人蔵
作品概要
「世界の救世主」という意味を持つこの作品は、青いローブを纏ったイエス・キリストが左手に水晶の球を持ち、右手で祝福を授ける姿を描いています。長らくレオナルドの弟子による模写と考えられていましたが、2011年に真作と認定され、「男性版モナ・リザ」として世界中に衝撃を与えました。2017年のオークションでは、美術品史上最高額の約4億5000万ドル(約500億円)で落札されたことでも大きな話題となりました。
見どころ
キリストが持つ水晶の球は、単なる宝珠ではなく宇宙そのものを象徴しており、その透明感や屈折を伴わない描写については科学的な観点からも議論を呼んでいます。顔の部分にはスフマート技法が駆使され、モナ・リザのように境界線が溶け込んだような柔らかい表現がなされています。また、キリストの髪の縮れ具合や繊細な刺繍の描写には、レオナルド特有の緻密な筆致が見られ、神々しさと人間味を同時に感じさせる傑作です。
第7位:洗礼者聖ヨハネ(St. John the Baptist)
出典:Artpedia 洗礼者聖ヨハネ(St. John the Baptist)
- 作家名:レオナルド・ダ・ヴィンチ
- 作品名:洗礼者聖ヨハネ
- 制作年:1513年 - 1516年頃
- 所蔵:ルーヴル美術館
作品概要
レオナルドが最晩年に手掛けた、実質的な最後の傑作とされる作品です。荒野で修行を積む洗礼者ヨハネを、筋骨逞しい隠者ではなく、どこか中性的で甘美な美少年として描いています。彼が天を指さすポーズは、神の子イエスの到来を告げる救世主の先駆者としての役割を示しています。晩年のレオナルドが到達した究極の精神性が、暗闇の中から浮かび上がる神秘的な一人の青年という構図に凝縮されています。
見どころ
極限まで突き詰められたスフマート技法が最大の特徴です。背景を完全に漆黒で塗りつぶすことで、柔らかな光に照らされたヨハネの体温すら感じさせる肌の質感が強調されています。特に、その謎めいた「微笑み」はモナ・リザを彷彿とさせ、見る者を魅了すると同時に、聖なる存在としての畏怖を感じさせます。指の動きや視線の向け方一つに、言葉を超えた深いメッセージを込めるレオナルド特有の表現が際立っています。
第8位:ジネーヴラ・デ・ベンチ(Ginevra de' Benci)

- 作家名:レオナルド・ダ・ヴィンチ
- 作品名:ジネーヴラ・デ・ベンチ
- 制作年:1474年 - 1478年頃
- 所蔵:ナショナル・ギャラリー(ワシントン)
作品概要
フィレンツェの裕福な銀行家の娘、ジネーヴラ・デ・ベンチの結婚あるいは婚約を記念して描かれた肖像画です。レオナルドの肖像画の中では珍しく、アメリカ合衆国で見ることができる唯一の作品です。背景に描かれた針葉樹のセイヨウネズ(イタリア語でジネプロ)は、彼女の名であるジネーヴラにかけた言葉遊びになっており、また彼女の徳の高さを象徴するものとして描かれています。
見どころ
当時一般的だった横向きの肖像画から、斜め前を向く形式へと移行する過渡期の作品ですが、彼女の凛とした表情や意思の強そうな瞳の描写にレオナルドの独創性が光ります。後の作品ほどスフマートは極端ではありませんが、肌の滑らかさと背後の暗い木々との対比が美しく、光の処理に初期の習熟が見て取れます。衣服の縁取りや、波打つ金髪の細密な描き込みなど、驚くべき忍耐強さで描かれたディテールが見どころです。
第9位:東方三博士の礼拝(Adoration of the Magi)

- 作家名:レオナルド・ダ・ヴィンチ
- 作品名:東方三博士の礼拝
- 制作年:1481年
- 所蔵:ウフィツィ美術館
作品概要
サン・ドナート・ア・スコペート修道院のために依頼されたものの、レオナルドがミラノへ旅立ったために未完のまま残された大規模な祭壇画です。誕生したばかりの幼子イエスと聖母マリアを、三人の賢者や群衆が取り囲む劇的な場面を描いています。下描き段階に近い状態であるため、レオナルドがどのように構図を構築し、人物の配置や明暗の基礎を練っていたかを知る上で、美術史的に極めて貴重な資料となっています。
見どころ
未完成ゆえに、レオナルドの力強いデッサン力と、空間構成のプロセスが露わになっています。画面右下には若きレオナルド自身の自画像とされる人物が描かれており、注目ポイントの一つです。背景の廃墟や戦う騎馬兵たちは複雑な遠近法で描かれ、前景の静謐な聖家族との対比が緊張感を生んでいます。完成作では見ることのできない、筆の勢いや重なり合う下描きの線から、レオナルドの思考の軌跡を直接感じることができます。
第10位:ブノアの聖母(Benois Madonna)

- 作家名:レオナルド・ダ・ヴィンチ
- 作品名:ブノアの聖母
- 制作年:1478年 - 1480年頃
- 所蔵:エルミタージュ美術館
作品概要
レオナルドが独立して間もない20代後半に描いたとされる聖母子像です。19世紀にロシアの画家ブノア家が所有していたことからこの名で呼ばれています。それまでの伝統的な聖母子像の形式を打ち破り、日常的な母子の微笑ましい交流として描いた点が画期的でした。長く行方不明となっていましたが、1914年にエルミタージュ美術館に収蔵され、レオナルドの初期の才能を証明する重要な一点として認められました。
見どころ
幼子イエスが差し出す十字架に似た形の花びらを持つ植物(アブラナ科の植物とされる)を、聖母マリアが慈しむように見守る構成は、後の受難を暗示しつつも親密な空気感に満ちています。窓からの光が差し込む暗い室内という設定は、人物の立体感を際立たせるためのレオナルドの初期の実験的な試みです。まだ若さの残るマリアの純真な表情や、乳児特有のふっくらとした手足の質感表現に、後の巨匠の片鱗が鮮やかに示されています。
レオナルド・ダヴィンチの代表作 番外編

レオナルド・ダヴィンチの才能は絵画だけに留まりません。「万能の天才」の名にふさわしく、彼は科学や工学の分野でも驚くべき功績を残しました。ここでは番外編として、彼の多才ぶりを示す手稿(ノート)や発明品の一部をご紹介します。
- 膨大な手稿(コーデックス): 鳥の飛翔に関する研究、解剖学、水力学、兵器の設計図など、彼の探究心のすべてが詰まったノート。鏡文字で書かれていることでも有名です。
- ヘリコプターの原型: 空気スクリューと呼ばれる、ヘリコプターの飛行原理を思わせるスケッチ。
- 戦車の設計図: 全方位に大砲を備えた装甲車のような兵器のスケッチ。
- 解剖図: 人体の筋肉や骨格、内臓を驚くほど正確に描いたスケッチは、近代解剖学の基礎を築いたとも言われています。
これらの業績は、彼が単なる画家ではなく、森羅万象の仕組みを解き明かそうとした真の探究者であったことを物語っています。
レオナルド・ダヴィンチとは

レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)は、イタリア・ルネサンス期を代表する芸術家であり、科学者です。「万能の天才(Uomo Universale)」と称され、その活動は絵画、彫刻、建築、音楽、科学、数学、工学、発明、解剖学、地質学、植物学など、極めて多岐にわたりました。
フィレンツェの工房で絵画を学んだ後、ミラノ、ローマ、そしてフランスと活動の場を移し、多くの傑作や研究成果を残しました。彼の尽きることのない好奇心と鋭い観察眼は、芸術と科学の垣根を越え、後世に計り知れない影響を与え続けています。
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レオナルド・ダヴィンチの代表作|まとめ
今回は、レオナルド・ダヴィンチの代表作をランキング形式でご紹介しました。
- 第1位: モナ・リザ
- 第2位: 最後の晩餐
- 第3位: ウィトルウィウス的人体図
これらの作品は、単に美しいだけでなく、彼の科学的探究心や人間への深い洞察が込められています。500年以上経った今でも、彼の作品が人々を魅了し続ける理由がここにあります。
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