e-rara(えらら)

施設

e-rara (イー・ララ)

e-raraは、スイスの希少な歴史的書籍や版画へのオープンアクセスを提供することを目的としたデジタル図書館です。スイスの図書館が所蔵する貴重な資料をデジタル化し、インターネットを通じて誰でも無料で閲覧できるようにしています。

e-rara 沿革

• 2010年3月: 一般公開開始
• 2011年末までに1万点以上の作品公開を目標に掲げる
• 2020年: プラットフォームを全面的に再設計し、技術的な改善を実施
• 現在: スイスの図書館が所蔵する数多くの貴重な資料をデジタル化し、公開中

代表的なコレクションとサービス

• コレクション：

  • 書籍、地図、挿絵資料など、印刷物全般
  • 初期印刷物から20世紀までの幅広い時代をカバー
  • スイスの歴史、文化、科学、芸術など、多様なテーマの資料を所蔵

• サービス:

  • デジタル化された資料の全文検索、閲覧、ダウンロード
  • 高解像度画像のズーム機能
  • OCR（光学文字認識）による全文テキスト検索
  • 研究者向けのAPI提供

e-rara の意義と影響

e-raraは、スイスの貴重な文化遺産をデジタル化し、世界中の人々がアクセスできるようにすることで、研究、教育、文化振興などに貢献しています。

• 研究の推進:
  • 希少な資料へのアクセスを容易にし、研究の効率化と新たな発見を促進
• 教育の充実:
  • 学生や教師が、歴史的資料に触れる機会を提供し、学習効果を高める
• 文化振興:
  • スイスの文化遺産を広く紹介し、その価値を再認識させる
  • デジタル技術を活用した文化体験を提供

e-raraは、オープンアクセスという理念に基づき、貴重な資料を世界中の人々と共有することで、知識の普及と文化の発展に貢献しています。